古本展の経費

お客様には開会前にその時々のその目録が郵送されて行く。勿論無料である。勝手に送らせていただくのであるから、無料は当り前であろう。しかし、古本屋の側から言わせれば買っていただけるからこそ目録を送りたいのである。ところが、お客様の何分の一かは目録は本の情報源くらいにしか思っていない。そういうお客様の分をも含めて、目録印刷費、発送用封筒作り、宛名書き、袋詰めの手間、これら諸経費は全くその時々の同人が負担するわけである。会場費もある。いやその前に本を運ぶ往復運送代もある。アパート展などの場合は、大がい会場が上の方の階である。デパートまで運ぶのには運送屋を使う。自己負担は勿論であるが、運送屋の仕事は各アパートの鍛入口までである。そのあと同人で七階までも八階までも運んでいたのでは、もう本を棚へ並べる作業の前に疲れ果て、 へたばってしまう。そのためのアルバイトを、持ち込みの時に十人くらいはたのむ。帰りの下す作業にもたのむ。これまた経費は同人の負担である。